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『ワルキューレの伝説』(1989年)

そのクォリティの高さに誰もが驚愕し今なお語り継がれるアーケードの“伝説”


人々の嘆きを受け、神の子・ワルキューレ、地上に降臨す

神は昔、黄金に輝く泉の水で育てるとどんな願いも叶う不思議な種を地上に与えた。人々はそれを「黄金の種」と呼び、平和と豊作を願い大切に育てた。
しかしある日、悪の化身カムーズが現れ、種を利用して世界を支配すべく活動を始め、またたく間に地上は混沌の世界へと変貌してしまう。飢えと悲しみに暮れる人々を救うため、ワルキューレは再び地上へと降り立った。家族を救うべく立ち上がったサンドラとともに。


シンプルながら洗練されたゲームシステム

『ワルキューレの伝説』は8方向レバーと攻撃、ジャンプの2ボタンを使うアクションアドベンチャー。前作『冒険』は基本的にファミコン用(アーケード版も存在した)だったが、今回はアーケード版からのリリースだ。物語は南にあるサンドラの故郷・サンドランドから始まり、世界の北端にある黄金の泉を目指し北へ北へと向かう。操作はシンプルだが、多彩な武器や魔法の存在が戦略の幅を広げ、自分なりの攻略法を探す楽しみもあった。武器の使用回数に制限があるため、どこで次の武器を入手し、どこで持ち替えるかが重要。調子に乗って武器を振り回したり、出るアイテムすべてを拾っていると、肝心な場面で使いにくい武器に切り替わったり、武器がなくなってピンチにおちいることもしばしば。基本的には「アドベンチャー」のため、単にステージをクリアしていくだけでなく、分かれ道やNPCとの会話で進行に分岐があったのも特徴だ。
家庭用ゲーム機を数段上回るスペックを持つアーケード基板だからこそできた、美しいグラフィックやサウンドも人気に拍車をかけた。音楽を聴きたいがためにヘッドホンなどを持ち込んだり、ラジカセを接続して録音するプレイヤーも現れたほど。



ほどよい難易度でアーケード初心者にも好評

人気を得た理由のひとつに、絶妙なバランスに調整された難易度も挙げられる。「初心者お断り」な雰囲気を出していた『ドルアーガ』シリーズと異なり、よほどムチャをしない限り初心者でもある程度までは進めるのだ。立ち回りや武器を取る順番、魔法の使用タイミングなどを覚えれば、難易度はさらに下がる。プレイの経験を活かして攻略法を模索するという、実にアクションゲームらしい楽しみ方が誰でもできた。
ただし、ジャンプの軌道が修正しづらいため、小さな足場を飛び移るエリアだけは異様に難しかった。敵に倒されるのではなく足を踏み外して転落するという不本意な終わり方に、多くのプレイヤーが涙した。



ゲームだけでなく、キャラクター人気も爆発

ワルキューレを知る人なら誰でも思い浮かべる「三つ編み」、「緑の甲冑」そして「羽根飾り」のデザインが確立されたのも、この『伝説』から。羽根飾りをパタパタと揺らしながら飛び跳ねる彼女の姿に、多くの人たちが魅了された。通常のアクションだけでなく被ダメージ時のやられパターンも非常に豊富で、制作側の「ワルキューレ」へのこだわりが伺える。



『ワルキューレの伝説』発売履歴

アーケード版
1989年発売
PCエンジン版
1990年発売
プレイステーション版
『ナムコミュージアム Vol.5』に収録
iモード/iアプリ版
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月額315円(税込)


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